青山学院大学 法学部・大学院法学研究科 | 法学部

COOP, S.L.ゼミナール

「人権問題を英語で研究・議論すること/Researching and Discussing Human Rights Issues in English」

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世界人権宣言が採択されて半世紀以上が経ち、人権の概念は定着し、人権に関する関心も高まっています。一方、世界では様々な人権問題が依然としてなくなっていません。このゼミでは、海外や日本における人権に関する出来事やトピックを英語で研究・ディスカッションすることによって、人権問題についての知識を身につけると同時に自分に関心のある人権問題そしてより一般に人権問題について自分の意見を英語で表明し、議論できるようにすることを目指します。

まず、教師は、人権についての基本(人権とは何か、人権を保障するためのルールや制度は国内的・国際的にどのようなものがあるか、など)をレクチャーした上で、ゼミのメンバーは各自が選んだテーマ(強制労働、女性の地位、貧困の問題、ビジネスと人権、プライバシーの権利など、多岐にわたります)について研究し、個人発表を行います。最終的に、研究成果を卒業論文としてまとめます。

世界の人権問題を英語で学ぶゼミ

世界の人権問題を英語で学ぶゼミ

私たちのゼミはCoop先生の指導の下、人権問題を英語で学んでいます。世界では、私たちの知らないところで様々な人権問題が起きています。国内外問わず、人権に関する出来事や問題などを扱い、英語で議論・研究することによって、世界の人権問題について基本的な知識を身に付けると共に、自らの意見を英語で発信する力と国際感覚を養うために授業に取り組んでいます。具体的には、強制労働・女性の権利・ビジネスと人権など、ゼミ生が興味を持った様々なテーマを英語で発表・議論して卒論を書くことで幅広い人権問題についての理解を深めています。

ゼミ生は一人ひとりが個性を持っており、1人として同じ人はいません。ゼミでは、その個性を尊重しながら、ただ「自分のことばで自分なりに」というのではなく、大人として知識をもって議論したり、文書を書くことはどういうことかを、ことばの使い方とからめて実践的に学ぶことができます。その点で、大学で学ぶとはどういうことか、実感できるゼミです。

こんなふうに書くと、結構大変な、辛いゼミかと思われるかもしれませんが、Coop先生は温和で学生の話に耳を澄ませる誠実な方なので、ゼミは緊張することもありながら、楽しく進みます。Coopゼミは少人数でアットホームなゼミです!



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Coop Seminar合宿 Report(2016年)

私たちクープゼミは夏休みに2泊3日で台湾へ行きました!

私たちのゼミは英語で人権問題について学ぶゼミであるため、珍しいかもしれませんが、海外でのゼミ合宿を実施したのです。今回の合宿先である台湾には、日本の植民地下にあった現実とそれに起因する人権問題も存在しています。

ゼミの目的の一つである国際的な人権問題を具体的に学ぶことの一環として、台湾の人権問題を扱う3つの博物館を訪れました。

Ama Museum

初めに訪れたのは、Ama Museumという、台湾の慰安婦問題に焦点を当てている博物館です。この博物館は今年の12月に正式オープンする予定のものですが、クープ先生の紹介があり今回、オープン前に訪問させていただくことができました。当日は博物館のオーガナイザーであるTaipei Women’s Rescue Foundationの方に博物館を案内していただき、お話を伺いました。オープン前ということもあり、まだ展示物などはなかったのですが、フロアごとに予定されている展示内容(慰安婦とは何かの解説、実際に経験された方のライフストーリーなど)も伺いました。

この博物館で重要なことは、慰安婦のみの展示だけではなく、家庭内暴力、人身売買、両性対象の性的暴力や子どもの権利など幅広い展示を行うことにあります。被害者中心の展示にしたいという設立者の強い意志を感じました。日本でも慰安婦に関する報道はありますが、普通に手にできる情報が制限されていること、また私たちの関心や知識が少ないことを改めて感じた訪問になりました。

coop_02">Coop Seminar合宿 Report(2016年)

228 Memorial Museum

二番目に訪れた博物館は台北228記念館です。1947年2月27日、タバコの取り締まりのため役人が市民を拳銃で撃ったことを契機として、戦後の台湾を統治していた国民政府の腐敗に対する人々の不満が爆発し、その翌日から、政界、医療界、教育界、法律界などのエリートらを筆頭に、政府に対する抗議行動が展開されましたが、抗議者の多くが逮捕または殺害されました。この228事件は各界に多大なダメージを与え、その後の台湾の歴史を大きく変えることになります。この事件は台湾の歴史上最も悲惨なものと言われています。

Coop Seminar合宿 Report(2016年)

日本で学んでいる私たちは、ここまで詳しく台湾の歴史を勉強していなかったため、初めて聞く内容が多く、驚きと衝撃を受けました。展示物には、実際に銃撃された際に着用されていた衣服もあり、生々しさを目の当たりにしました。

Jin-Mei Human Rights Memorial and Cultural Park

ここは228事件のあとに出され、その後40年にわたって続いた戒厳令下で起きた国民への人権侵害について、当時実際に使用されていた牢屋や法廷をそのまま保存し一般へ公開しているところです。無料で説明オーディオを貸し出しており、各ポイントで当時の状況に関する説明を聞けるので、よりリアルな情報を得ることができます。

実際に使用されていた牢屋や死刑宣告をされていた場所などを目にする機会はめったにないため、貴重な体験であると感じるとともに、重さをも感じました。

oop_02">Coop Seminar合宿 Report(2016年)
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観光

国際人権問題について学ぶことが一番の目的でしたが、もちろん、観光もしっかり満喫してきました!

映画「千と千尋の神隠し」でも有名な九份と士林市場という夜市を訪れました。

九份は映画で観たままの趣があり、あいにくの天候ではありましたがその綺麗さは悪天候に負けていませんでした!

士林市場には様々な出店があり、毎日が日本の夏祭りのような雰囲気でした。市場にある果物屋のマンゴーなどはとても甘く、食事も美味しかったです! ここで台湾の名産品とも言える臭豆腐にも挑戦しました。これには大きく好き嫌いの差がでると思います。日本人の納豆が好きという感覚と同じなのか、現地の人は好んで食べていました。

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まとめ

台湾は親日国としても有名ですが、歴史的背景には日本が関わっていたであろう人権侵害があったことを忘れてはいけないと今回のゼミ合宿で考えさせられました。事実を知るためには伝聞のみではなく、自らの意思で勉強をして様々な知識を得ることが重要だと改めて感じました。

自分の研究対象ではない人権問題を学ぶ機会を得たことで広がった視野は、今後、必ず活かせると思います。

クープ先生は穏やかで学生の意見を真摯に受けとめてくださる素晴らしい先生です。授業に関することだけでなくそれ以外の点でも学生のことを一番に考えていてくれるので、英語でのゼミ・卒論は敬遠されがちですが、皆楽しくやっています!

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