青山学院大学 法学部・大学院法学研究科 | 大学院法学研究科

私法専攻・公法専攻の特徴

学びの楽しさ・多様な学び

法学研究科私法・公法専攻は、法学の特定の分野に特に関心があり、さらに本格的に勉強したいと考える方に適しています。本専攻を志望される方には2つのタイプがあると思われます。第1に、修了後は博士後期課程に進学し、将来は大学等の研究・教育機関の研究者になりたいという方。第2に、具体的な進路は考えていないが、ある分野・テーマに関心を抱き、もう少し深く追求し、折角感じ始めた「学び」の楽しさをさらに味わってみたいというタイプの方です。

従来、後者のようなタイプは「モラトリアム人間」などと呼ばれ、あまり歓迎されない傾向もありました。しかし、ゼミでの発表、卒業論文の執筆等、テーマを掘り下げるような作業をしてみて、初めて勉強の面白さに目覚め、「もうちょっと勉強したいな。」と思うことは実際よくあることです。結婚にせよ、進学にせよ、「したくなったときが適齢期」であり、大学院進学を真剣に考えてみることは十分にありうる選択肢なのです。

そして、本専攻は、本来、大学生活の中から生じた諸々の「学びへの関心」、また、様々な時期に応じた「学びへの決意」に応えたいと考えています。

入試制度の改革

私法・公法専攻では、このような意欲に応えるために、入試制度の改革を行いました。具体的には、まず、一般入試において、従来の2科目入試の他、1科目+加点要素で行うB方式入試を導入し、入学試験の時期を、従来の秋の他、翌年の春にも行うようにしました。次に推薦入試についても、年1回を2回にするとともに、AOYAMA LAW内部からの推薦だけでなく、外部推薦入試を導入しました。

特に重要なのは、新しく社会人入試を導入したことです。学びが一生のものになってきていることを踏まえて、多様な方の受け入れを目的に導入いたしました。具体的には、筆記試験の代わりに、研究計画書に基づく書類選考と面接試験で選考します。これらについてはさらなる改善をめざして検討中です。

カリキュラムの革新

私法・公法専攻のカリキュラムですが、指導教員による専攻科目の指導を中心に、自由度の高いカリキュラム編成となっており、それぞれが関心のある分野及びそれに関連の深い諸科目に特化した集中的な履修が可能になっています。しかし、多様な学びに応えるために、従来はなかった新しい取り組みも開始しています。

まず、2007年度から、特定のテーマをめぐって、数人の教員の参加によって行われる「総合演習」、研究に関する基本スキルを学ぶ「研究方法論」等の新設科目を設置しました。「研究方法論」のなかでは、実際に習得したスキルを生かして研究報告を行う「判例研究会」も行われます。

次に、2009年度、海外客員講義の枠内で国際労働機関(ILO)との連携講義も実施しました。ILOで実際に活動に携わっている方々から、児童労働・貧困撲滅・安全衛生等、世界で生じている労働問題を学ぶものです。ジュネーブ、バンコクとテレビ会議で結び、直にレクチャーを受けました。

最後に、ビジネス法務専攻との連携です。ビジネスローに関する講義を私法・公法専攻の院生も聴講できるだけでなく、連携講座として「リーガルリスク・マネジメント論」を開いています。2009年度は環境リスクマネジメント、2010年度は人事・労務におけるリーガルリスクをテーマにしました。

なお、現在、本専攻のあり方について、一層根本的な改革を目指した協議が進行しつつあります。多様な学びへの要求に応えるという基本的なスタンスに変わりはありませんが、社会の変化に伴い、それらも急激に変化することを正面から受け止め、それに応じることのできる大学院を目指して、具体的な改革案が作成されつつあります。

終わりに

私法・公法専攻の院生は、パソコン端子等の完備した院生専用自習室(一人一机)、充実したコピー代補助等、物的環境に関しては他大学と比較しても恵まれた支援体制を享受しているといえます。このような環境のもと、伸び伸びと多様な学びが育つことを期待しています。

なお、現在、学部のカリキュラムとの連携を一層強めることを目指した改革作業に着手しています。より役に立つ、それでいてアカデミックな学問の面白さを感じられるカリキュラムを提案できるはずです。

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